フィーリングアーツとは音楽と光と絵画による体感型の総合芸術で、1981年に現代美術作家の北村義博が独自の感性と技法で創作したものです。
「地球」「宇宙」「生命」「天上の世界」などをテーマとして、土と墨汁と金色絵の具で描いた抽象絵画の大キャンバスに、作家自らが多彩な色調の照明を投射し、色調を変えていくことで作品に動画的な微妙な陰影の変化を生み、そこにシンセサイザー、雅楽の笙、中国の古箏、フルオーケストラなど様々な美しい音楽が流れる中、幻想的な美の世界へいざないます。
体感者は「感動」「やすらぎ」「希望」などの様々なフィーリングを伴って、自由に自分なりのイメージを作品に投影して膨らますことができます。いわば体感者と共同して作りあげるアートで、体感者自身がこころの筆でこころに描く自由なアートです。